sgtymtiman’s blog

日々感じたことをつらつらと。基本根暗。

ハイキュー!!清水潔子の話

前回ブログを書いてから、もうすぐで1年経つところだったね!?
久々にブログを書きたい気持ちになったので、ここに来ました。

ハイキュー!! 26 (ジャンプコミックス)

ハイキュー!! 26 (ジャンプコミックス)

正月休みなので、溜めていたハイキュー!!をレンタルしてきた。
ハイキュー!!とは、週刊少年ジャンプで連載されている漫画であり、単行本は29巻まで発売されている(2018年1月現在)。
男子高校バレーをテーマにした、笑いあり涙ありの熱い青春物語だ。
男子高生の戦う姿に感化され、毎巻涙なしでは読めないのだが、
単行本26巻に収録されている「清水潔子」のエピソードがとりわけ胸に突き刺さり、ぼろ泣きしてしまった。

清水潔子は、本作品の主人公・日向翔陽が所属する、烏野高校男子バレーボール部のマネージャーだ。
黒髪ロングヘアーの眼鏡っ娘、美人な上にスタイルも抜群というハイスペック女子高生で、その人気は部内だけにとどまらず、学校のマドンナ的存在である。
性格はきつめのドS。そこがいい。
少年漫画のヒロインとして時に厳しく時に優しく(ツンデレ)、バレーボール部員を支えてくれている。

230~232話では、今まで語られてこなかった潔子の過去が明らかになった。
彼女は中学時代、陸上部に所属しておりハードル走の選手であった。
しかし相性が良くなかったのか、人一倍転倒してしまう選手でもあった。
その時の傷が脚に残っており、夏でも黒タイツが手放せないと。

高校では陸上部には入らず、現部長である澤村大地に誘われたからという理由で、バレー部のマネージャーとして入部することになった。
そして、マネージャーを続けているうちに部員の努力が実り、烏野高校は春高バレーへの出場が決まった。高校バレーの最高峰だ。

大事な一戦目の直前で、主人公・日向は自分のシューズを紛失してしまったことに気が付く。
取り違えられていたことが発覚したので、潔子は自ら申し出てシューズの回収に向かう。

シューズを迎えに走る潔子は、マネージャーとしてのバレー部の日々を思い返していた。
潔子のセリフを一部引用する。

もともとそのポジションには誰も居なかったワケだし

私が居なくなってもただ「元通り」になるだけだと思っていた


もともとはなんとなくで始めたマネージャー。
何かに打ち込んでいる心地よさを感じながらも、どこか他人事でもあって。
そこには、選手としての最前線から降りたことに安堵している彼女がいた。

そんな彼女だったが、知識がないながらも自己流で勉強し、
選手たちを支え見守るうちにだんだん他人事ではなくなっていった。
選手以上に、この先へ進みたいと願うようになっているのではないか。

しかし彼女は、努力は必ず報われるものではないことも知っている。

練習して 練習して 練習して積んできたものは

想像以上にあっけなく終わる


それが どうした


と、彼女はバレー部生活のすべてを自分の中で消化して、走るのである。
ここでいう「練習して積んできたもの」とは、日向たち選手を指しているのかもしれない。
だけど私は、マネージャーとしての彼女自身も含まれているのではないかと思っている。

私はコートには立たないし 

ユニフォームを着るわけでもない

でも 今 

ここが私の最前線


とも彼女は言う。


ここからは私の話になるのだが、私の仕事は事務職である。

まさに縁の下の力持ち。と言えば聞こえはいいが、実際はただの使いっ走りである。
潔子が日向のシューズを引き取りに走ったように、結構泥臭いこともやらされたりする(潔子さんの場合はやらされているのではなく、自ら志願しているので同等に扱うことはおこがましいが)。

花形の職種が気持ちよく仕事ができるよう、環境を整えるのが私に求められている仕事。
頭ではわかっていても、都合よく使われるだけの日々に嫌気が指しているのも事実。

仕事の内容は難しいことではないから、何年務めたって何にもならないし居なくなっても誰も困らない。代わりなんていくらでもいる。


だけど、彼女は、清水潔子は、「それが どうした」と言ってのけるのだ。
今再び彼女が積み上げていることは、陸上部時代と同じように、またも意味のないこととして終わってしまうかもしれない。

だけど、「それが どうした」。

強く前だけ見つめてハードルを越える彼女の姿に、涙がぼろぼろあふれて止まらなかった。
私は自分の仕事に何か意味だとか意義だとか、そういったものを見出したかったけれど、そんなものは必要ないのかもしれない。
花形の職種の眩しさにどこか後ろめたさを感じている部分があったけれど、そんな必要はこれっぽっちもないのかもしれない。
やり続けた先に意味が見つかるかもしれないし、見つからなかったとしても、それが、どうした!
意味なんてなくていい。ただ、目の前にあることをやる。ただそれだけ。
どんな環境でもどんな仕事でも、ここが私の最前線だ!

烏野高校バレーボール部マネージャー・清水清子の生き様は、今の私をそのまま肯定してくれたような気がしている。
私の仕事はたいしたことではない。続けたって意味のないことなのかもしれない。
だけど、今のままでもいいんだよ、そのままやり続けてみなよ。そう言って、彼女は私の前を走り続けていくのだ。

この記事を書きながら振り返ってみても、自分の今の仕事に不満やネガティブな想いはやっぱり残っているけれど、胸のつかえがとれたような、そんな気持ち。

またすぐに嫌になって、クッソこんな仕事やめてやる!!!!と思ってしまうかもしれないけれど。
でも少なくとも明日は、今までよりちょっと、頑張ってみようと思う。

ハイキュー!! 26 (ジャンプコミックス)

ハイキュー!! 26 (ジャンプコミックス)

ミックスへのリンクを貼って初めて知ったんですけど、26巻の表紙って潔子さんなんですね…!胸熱…!